Tout deviennent un caractère.
映画の感想を中心に書き綴っています。ネタバレや個人的で偏った感想なども含まれているのでご注意を。
2006'09.17.Sun
Willy Wonka & the Chocolate Factory(1971)
監督:メル・スチュアート
出演:ジーン・ワイルダー、ジャック・アルバートソン、 ピーター・オストラムetc
ストーリー:チャーリー(ピーター・オストラム)は学校に通いながら新聞配達をして家計を助ける生活。そんな彼の家は貧乏な上に家には4人の寝たきりの老人をかかえていた。チャーリーの住む町には不思議な工場がある。それがワンカ(ジーン・ワイルダー)の工場だ。全てが謎に包まれていて彼も工場がどうなっているのか気になっていた。そんな時、ワンカの工場を見学出来るというチケットがチョコレートの中に5枚だけ入っていると知り…。ロアルド・ダール原作『チョコレート工場の秘密』という有名な児童文学の映画化。
以下、ネタバレありの感想です。
この『夢のチョコレート工場』が好き過ぎて、まだ手を出せない状態です。
この作品を観たきっかけは『チャーリーとチョコレート工場』(2005)が公開されると知った時で、原作も読んだ事が無かったので、まず予習しとこうと思って観てみました。
そしたら、完全にはまりました、この映画!
この映画はミュージカル調で何度も役者たちが歌って踊ります。
私が好きな曲は、『Candy Man』、『Pure Imagination』、『Oompa Loompa』、『 I Want It Now』です。
中でも一番印象に残るのはやっぱりウンパルンパではないでしょうか(笑)
まず彼らの容姿が凄いです。オレンジ色の肌に緑色の髪の毛、白い眉…一度見たら忘れられない容姿です。最初に見た時は恐怖を感じました。小人って言ったらもう少し可愛くても良いんじゃない?って思ったんですけどね?
でも、そんな恐ろしい容姿とは裏腹にね、もう、この子たちったら凄く可愛いの!
バートン版では1人をCGで沢山増やしていますが、本作では全員本物です。
ウンパルンパで好きなシーンは彼らが登場した最初の歌のラスト部分とか、ベルーカが暴れて部屋をぐちゃぐちゃにした時の慌てっぷりとか、あとは映像の部屋の踊りかな。皆それぞれ個性的で、側転出来てないのが可愛すぎる…!
歌で他に印象に残っているのは、お嬢様ベルーカ・ソルトのソロ『I Want It Now』。
チャーリー以外で、子どもで歌ってるのは彼女だけなのがちょっと残念なんですが、この歌の途中でちょっと落ち着いて大人っぽい表情をするのが可愛いです。
あ、あと『Pure Imagination』を歌ってる時に、ワンカが2歩進んで1歩下がるみたいな歩き方をするんですが、そのシーンで女の子のどっちかも同じように歩いてたのも印象的。
そして忘れてはいけないのが、ジーン・ワイルダー演じるワンカ!
もう彼の登場シーンから彼に釘付けです。あの杖をついて「大丈夫なんだろうか?」と思わせておきながら、前転して…ってシーンは何度も観てしまいました(笑)!ホント、あのシーン大好き!時折、よく分からない事を言ったり変な行動をしますが、何だか憎めない雰囲気を持っていて凄い好き!
あ、ワンカが“ハサワカノ”って言って「それは日本語?」って突っ込まれるシーンがあるんですが、それは“Wonka Wash”という発明品の名前を逆から読んでいるそうです。WonkaWash→hsawaknow。確かに反対から読むとハサワカノ…!
工場の中もCGが無い時代なのでショボイ、とは思います。チョコの川だったりお菓子を作る機械だったり安っぽい感じ。ですが所々面白い仕掛けがあるのでそんなに気にならないと思います。
この映画は、一応ファンタジーだとは思うんですが、ブラックユーモアたっぷりです。
子どもが次々と消えていくし、船に乗るシーンでは鶏の頭をバーン!ってやったり、虫が顔を這う映像が出てくるので注意。あ、よく考えると、そのシーンのトンネルの壁って口の中の映像のような気もします。
もし、『チャーリーとチョコレート工場』(2005)とは違うワンカの工場へ一度足を運んでみたいと思ったら観てみてはいかがでしょうか?
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