Tout deviennent un caractère.
映画の感想を中心に書き綴っています。ネタバレや個人的で偏った感想なども含まれているのでご注意を。
Charlie and the Chocolate Factory(2005)
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デヴィッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーターetc
ストーリー:チャーリー(フレディ・ハイモア)の家は物凄く貧乏だった。父親は仕事を無くし、家には寝たきりの老人が4人。食事はキャベツしか入っていないスープ。チョコは誕生日に1つだけ。しかしそれでも家族は幸せに暮らしていた。そんなある日、世界中の人々を沸かすニュースが報じられた。それはチャーリーの町にある謎のチョコレート工場に“ゴールデンチケット”を手に入れた5人の子どもを招待するというもの…。ロアルド・ダール原作『チョコレート工場の秘密』という有名な児童文学で、『夢のチョコレート工場』(1971)に続く2度目の映画化。
以下、ネタバレありの感想です。
ちょうどCSで放送されたので観ました。
物凄くティム・バートン色が強い作品になってますね。
工場内の機械やら、お菓子の部屋やらブラックユーモアたっぷりで視覚的にも楽しかった…!
ただ、工場に入った時の人形達には少々恐怖を感じました。怖っ、溶けてる…!
この様な演出は、バートン監督の作品、ということで予想はしてました。うん、でも予想していてもやっぱり衝撃的でした。目玉が落ちるシーンとか。
それでは感想を。
やっぱり最初のチョコレートが作られているシーンを見るとドキドキします。これから、あんな事やこんな事が起こるんだ~とワクワク。お菓子の部屋とかチョコの宮殿とか、子どもの頃から憧れていたものが実現したら良いのに…と、この映画を観る度思います。溶ける前に全部食べたい!
今回はストーリーがちょっと違いますね。
違ったのは、ウォンカさんの過去が入った所。ウォンカパパ、どっかで見たと思ったら、サルマンにドラキュラ伯爵…!わーこんな所でお会いできるとは思ってなかったので凄く嬉しい…!渋くてカッコいいなぁ。
まずはウォンカさんの感想から。もう見た目から登場した時の歌からヤバイですね、これが本当にジョニー・デップなのかと疑うほどです。変人で変わり者なのは良かったんですが、なんていうか子ども達を嫌い過ぎですよね…?初めの自己紹介の時点でちょっともやっとしてしまいました。デップのウォンカも面白くて好きだけど、私はジーン・ワイルダーのお茶目なワンカさんの方が好き。凄く不思議な雰囲気がして。
そして子ども達は今回も悪い子ばかりで(笑)、前の映画化では、お仕置きされるシーンであまり怖いと感じませんでしたが、今回はリアルになってて怖いです。オーガスタスとか他の子ども達はまだ良いけど、バイオレットが徐々に青くなるシーンは鳥肌になりました。膨らむのも凄いリアルだったし!子ども達はちゃんと工場から出れたのですね、今回。でも結局子ども達はあんなに酷い目にあったのに懲りていませんでした。オーガスタスはチョコ大好きだし、バイオレットはあの体を気に入っていて、ベルーカはエレベーターを欲しがる。あ、マイクは何も喋ってなかったですよね…?確か。
誰のお仕置きが酷いかと考えると…オーガスタスとベルーカはお風呂に入れば良いし、バイオレットも体が青い事を考えなければあの体を生かして体操で賞取ったり出来るけど、マイクはどうなるんだろう(笑)彼が一番災難なんじゃ…。
チャーリーは所々で凄い優しいというのが分かりました。行きたかった工場へ入るチケットを売ろうと言ったり、家族と一緒じゃなきゃ嫌だって言ったり、家族思い出凄い心が暖かくなりますね~。でも観ている限りでは、彼はずっとただの傍観者だったのが残念。なんだかたまたま何もしなかったから残った、みたいな感じに見えてしまいました。
そして最後にウンパ・ルンパ。わー、彼ら濃いですね、今回も!見た目やら歌にダンスが頭から離れない…!彼らの中で一番好きなのは途中で出てきたドリス。ピンクの衣装が可愛すぎる!あと、毛が生えすぎたウンパも可愛かった。あ、今回は子どもに合わせて歌が違うんですねー。色んな歌が聴けたのは良かった!
ストーリーは前の映画をこれでもかと言う程観ていたので大体覚えていて、「お、次はこうだな、アレ、違うぞ」と考えながら観るのは凄く楽しい!ヘアークリームとかなくならない飴とかも出てきて良かったー。ただ、ハサワカノ!って言ってくれたらもっと嬉しかったのにな(笑)
前作が好きすぎて色々ともやっとした所はありますが、とても楽しめる作品でした。
まだ前作を観た事が無い方は是非両方の作品を見比べてみてください。
何か面白い発見があるかもしれません。
おまけ*今作と前作の違い
・ウォンカの過去
・チャーリーの家族
・ワルタ
・ウンパルンパ
・チャーリーの悪戯
・ガチョウとリス
・子どもが帰る…など