Tout deviennent un caractère.
映画の感想を中心に書き綴っています。ネタバレや個人的で偏った感想なども含まれているのでご注意を。
THE AMITYVILLE HORROR(2005)PG-12
監督:アンドリュー・ダグラス
出演:ライアン・レイノルズ 、メリッサ・ジョージ、ジェシー・ジェームズ、ジミー・ベネット、フィリップ・ベイカー・ホール、レイチェル・ニコルズetc
ストーリー:1974年11月13日、ニューヨーク州ロングアイランド・アミティビルのある大邸宅で、長男ロナルドは家の声によってに両親と4人の兄弟を次々と射殺する事件が起こった。それから1年後、ラッツ夫妻は破格の値段で売りに出されたこの大邸宅を購入、夢だった自分たちの家をようやく手にし、さっそく子どもたちと共にこの家へと引っ越してくる。しかし、その直後から一家は家の中で次々と不気味な現象に遭遇していくのだった…。実話を基にした『悪魔の棲む家』(1979)をリメイクした作品。
以下、ネタバレありの感想です。
実際に起きた事件、“アミティビルの恐怖”を描いた『悪魔の棲む家』(1979)のリメイク作品です。
1974年11月13日、ニューヨーク州ロングアイランド・アミティビル、そこのある家で長男が家族をライフルで射殺した。何故、犯行に及んだかというと“家の声”が聞こえたからだという…。
そんな感じの事件で、“実話”を基にした映画という事で観てみました。
“アミティビルの恐怖”が起きた1年後。
この家にラッツ夫妻とその子ども達が引っ越してきます。
最初は別に何ともないんですが、徐々に周りの様子がおかしくなっていきます。
ジョージ(ライアン・レイノルズ)は「寒い」と言って一番暖かいらしい地下室にこもり、娘のチェルシーも目に見えない友人、つまり霊のジョディーと友達になったり。
まず、何が怖いかと言えば特にないんですが…。ドーン!と言う効果音や、急に画面に現れる霊たちでしょうか。ビックリする怖さ、お化け屋敷みたいな感じでした。
徐々に、ラストに近づくにつれてあんなに優しかったジョージがおかしくなるのも見ものですね。ただ、どうしても『シャイニング』(1980)と同じ展開なので、ジャック・ニコルソンの顔が何度も浮かんでしまいました。と、言ってもオリジナル版の『悪魔の棲む家』(1979)の方が先なんですけど。
あ、途中でベビーシッターが出てくるんですがこれがまた色っぽい子で(笑)!
彼女も霊の被害に遭うんですが、何だか面白かったです。
クローゼットに閉じ込められて、その中にはジョディーがいて。彼女の額には銃痕があるんですけどその傷口にベビーシッターの指を入れさせるんです。確かに怖いけどジョディーは何がしたかったんだろう(笑)。
ラストは何とか家から逃げるんですが、果たして彼らは仲良く暮らせるのかが不安です。
だってジョージの豹変した姿を知っている訳ですし、家族だった犬も彼によって殺されてしまった訳ですし。妻とは上手くいっても子ども達との関係は難しいんじゃないかなぁ。
そして最後に。ちょっと夢が壊れそうな話。
やっぱり全てが実話では無いみたいです。
確かに、この事件は起こっていてラッツ夫妻が引っ越してきたのも本当。そして28日でこの家を去ったのも本当らしいのですが…こんな心霊現象は無かったらしいとか。かれが家を手放したのはお金の問題だったらしいとか言われてるそうです。